こんにちは。こおろぎです。
静岡地区で、長いこと活躍してきた、211系が、新型電車の315系の登場によって、引退していくこととなりました。211系は、3両編成のSS編成が11本、LL編成は20本があって、さらに2両編成のGG編成は9本が走っていました。見た目では、あと10年は活躍できそうな感じもあったものの、ほとんどの3両編成は1989年に作られ、2両編成は、1990年と1991年に製造。
ほぼ毎日のように熱海~浜松を走ったので、見えないところで老朽化が進んでいることも考えられます。211系は、おもに熱海~豊橋で走行してきまして、御殿場線でも、朝と夜に走行もしていました。315系の登場によって、少しずつ数を減らしていき、最終的に、LL編成と、SS編成はすべて廃車されました。一部の編成は、三岐鉄道に譲渡され、現在は整備を受けています。
廃車になった211系は、西浜松に回送され、そこで取り壊されています。当初は浜松工場で113系や115系、123系などが取り壊されていましたが、その浜松工場が近年、新幹線に特化した工場になったことで、在来線の電車は、西浜松にある解体場のなかで、取り壊しがされるようになりました。周りには大きな防音壁も設置されています。
211系は、3両編成がすべて引退になったため、残るのは2両編成のみで、その2両のGG編成も、9本のうち、5本が廃車になったため、残りは4本のみ。GG編成は、以前はほかの211系の3両編成や、2両編成と連結したり、313系の3両編成と連結して走っていましたが、2024年の3月の改正で、315系に取り替えられる前提の編成で運転、上り方面に313系の2両と連結して走っていました。ほぼ半固定運用です。
そして、211系は、順次取り替えが進んでいき、現在に至っていますが、315系は2024年度のうちに、14本が投入予定であり、その14本が最近そろったため、211系の2両編成においては、引退するのも、そう遠くはなさそうなので、早いうちに映しておく必要がありそうです。
なお、313系においては、引き続き活躍をしてくれることでしょう。いっぽう、最初に登場した313系の3000番台は、1999年に登場していて、製造から26年が経つけれど、あまり走行距離が少ないこともあってか、まだまだ走れるかもしれません。いっぽう、313系の2両編成である、300番台のK編成は、1999年に登場しており、こちらは最近、315系と併結して走っていることが多く、3000番台よりも走行距離が多いことが予想されるため、老朽化が心配されるところ。
静岡に配置されている313系は、2006年にも、3両編成が何本か配置され、東海道線がメインのT編成は17本、身延線と御殿場線が多めだけど東海道線も走るN編成が10本配置されていて、バランスも保たれています。
211系で、3両編成は、LL編成が20本、SS編成が11本、2両編成のGG編成が9本で、つまり3両編成は31本で93両、2両編成は18両。111両在籍したことになりますが、これらが廃車になることで、それを埋める分として、315系は4両編成が14本、56両が投入されましたが、111両の抜けた分を埋めるには、あと55両が必要。
そのためか、313系において、いくつか転属が起きています。セントラルライナーとして活躍した313系の8000番台、3両編成が静岡に6本転属して、18両が登場。これによって不足分を解消するには、37両が必要で、313系の2両編成、K編成は11本、22両が転属しており、L編成は8本、16両。これによって、抜けた穴は埋めることはできたかな?と感じますが、果たしてダイヤ改正でどうなるやら…
予備の車両も投入されるかはわからないものの、東海道線の運用はこれからも見守っていきたいところ。
それでは、また。