こんばんは、こおろぎです。
昆虫の中に、タガメというカメムシの仲間がいます。このタガメは、どう猛な昆虫であり、水中に住んでいて、ほかのサカナや、カエル、水生昆虫などを捕まえて、かまのような、大きな前足でつかんで、とがった口をさして、体液を吸い取ってしまいます。
タガメは、飼育することができますが、空腹のときは、とにかく恐ろしいほど、どう猛になって、魚がちかづくと、前足をふりかざし、一気に捕まえて、くちでブスリ。その口からは、消化液を発射して、魚のからだを溶かしてしまい、それを体外消化するような感じで、体液を吸い取ります。しかも、タガメの消化液には毒があり、それが、さかなの体をまひさせてしまうのです。
タガメは、たとえそれが人間であっても、問答無用で立ち向かおうとする、恐ろしい性格です。もしもつかもうとするとどうなるか、タガメは怒って、カマをふりかざします。つかもうとすると、そのかまで指をはさまれてしまうでしょう。しかも、とがった口をブスリとさしてしまいます。
タガメにさされると、激しい痛みに襲われてしまいます。その部分は、腫れてしまうでしょう。2週間くらい、その痛みに悩まされることとなります。それに、タガメに刺されると、壊死してしまうおそれもあるので、とても危険です。
タガメ、素手でさわるのは、とても危ないので、もしもつかみたいなら、割り箸などを使うのが安全です。とにかく、どう猛な性格であり、刺されると、えらいことになってしまいます。自分よりも大きな獲物を襲うこともあるからです。クマゼミであろうと、カナブンであろうと、クワガタであろうと、ブスっと刺してしまうでしょう。
タガメはつかむことが躊躇してしまうけど、いつか飼育したいものです。
それでは、また。