おはようございます。こおろぎです。
関西地区では、かつて、サロンカーなにわが活躍していまして、レアな車両だけに人気も高く、楽しませてくれました。ところが、老朽化もかなり進んだのか、2025年の6月のこと、ラストランを迎えることとなり、6月21日の運用を終了したのち、中間の5両は吹田工場に回送され、また、展望車の1両は後藤に回送されました。
サロンカーなにわ、お召し列車として運転されたことがあるため、JR西日本では、大事にされてきました。14系客車の座席車を種車に、車内を改造、2列、1列のシートを千鳥型に配置しています。車内には、ステンドグラスも設置され、カラーもあざやかなものとなっています。天井には壁紙も貼られ、高級感のある雰囲気の車内となりました。
さらに、展望車も設置されており、車掌室のある部分は、丸妻であったものの、乗り心地を改善するために、切妻へと改造されました。その姿は、元から切妻であったように見えるほど、じょうずに改造がされています。展望車では、ラウンジも設置されていて、高級感もあり、売店は木目調の板も貼られたりと、ムードがあります。ジュークボックスもありますが、年季が入って、使えなくなったのか、最後のころは「使用停止」となっていました。
サロンカーなにわ、1994年にリニューアル工事を受けまして、そのときに、壁紙が貼った天井は、デコラ板へと取り替えされました。照明も、高級感のあるものに取り替えがなされ、ムードも出ていましたが、
サロンカーなにわにおいては、時々、静岡県に遠征することもあったほどで、楽しませてくれましたが、2025年の6月の運用を最後に、引退することとなり、中間車は、吹田工場で取り壊しされてしまったようです。サロンカーなにわ、1両の展望車が、後藤に回送され、こちらも去就が気になるところ。
サロンカーなにわ、ほかの情報について調べてみたところ、中間車は、解体が進んでいるのだとか。豪華な雰囲気を保つ、サロンカーなにわ、種車は登場から51年がたち、改造から42年が経っていることもあってか、老朽化は否めず、部品調達も困難となったとのこと。
サロンカーなにわ、1両だけは解体されずに残っていますが、こちらも気になるところです。
それでは、また。