おはようございます。こおろぎです。
かつて、中央本線では、スーパーあずさが走っていました。新宿から松本の間を走り、毎日のように長距離運転をしたものです。12両編成ですが、4両と8両に分かれていて、松本駅で切り離しをしたあとに、8両が大糸線まで乗り入れもしていました。しかし、2010年の改正で、大糸線の運転がなくなったため、原則として12両での運転がメインとなったのです。
連結している部分は、貫通構造となっていて、電車が車庫に入るときにだけ、その切り離した姿を見ることができました。スーパーあずさは、乗り心地も良くて快適で、シートに座っていると、うとうとできるほど気持ちがいいです。
E351系は、5編成が作られまして、最初に2本は先行試作車として登場、あとの3本は量産車として登場しました。試作車のほうは、どことなく面長な雰囲気があり、量産車は車体が丸い雰囲気になっており、冷房の形も違っています。いっぽうで、床下機器類には若干ちがいもあり、先行試作車では、ブレーキ抵抗器を付随車に装備しています。電動車の床下に機器類がたくさん装備されているため、付随車にブレーキ抵抗器を装備しました。量産車においては、うまくまとめられています。
2018年になると、老朽化も目立ったのか、3月に引退後は、すべての車両が廃車になってしまい、そして、すべて解体がされました。重機によって、スーパーあずさは取り壊しがなされ、鋭いハサミが車体をかみくだいていきます。スーパーあずさは、60両がありましたが、その60両がすべて取り壊されてしまったので、現存車はなく、1両も残っていません。
それに、なぜスーパーあずさのE351系は全部解体されてしまったか、車体構造が、特殊な作りをしているようです。振り子式というのもあり、維持にはかなりの費用もかかるのだとか。それに、転用するにも、費用の問題もあってか、私鉄などに転用されることは無かったのです。そして、すべてを考慮した末、保管は難しかったのか…廃車後は、すべて解体されました。グッドデザイン賞にも選ばれているので、保管する価値はあったかもしれません。やはり、費用などの観点から、難しかったのか。あと、スーパービュー踊り子に使用された、251系は、眺めがとてもよく、パノラマ気分を楽しめました。
251系も、廃車になったのち、なんとすべて解体されました。後世に残せるほどの評価が無かったのかも…?JRになったころに登場した電車としては、なかなか素晴らしい雰囲気であった電車なのですが、果たして…?351系もいまはありません。
それに、E257系においては、かいじ、あずさに使用され、9両編成で運転をしていましたが、たまに付属の2両が連結して、11両編成を組成したこともあります。その後、E257系は、踊り子に転用されることとなり、東海道線で運転をしていますが、付属編成は、余剰となってしまったのか、廃車となり、解体されました。それに、20年にも満たないままです。これにはなんといっていいやら…
それでは、また。