こんにちは、こおろぎです。
季節はすでに秋となったけれど、夏の熱い時は、クワガタがよく出てきたものです。そのなかに、ミヤマクワガタというのがいますが、平地ではなかなか見かけないかもしれないクワガタです。あごの形が特徴があって、きばが立派です。あごって何だろう?と思う方も多いかも。
くわがたの「あご」とは、はさみのようになっている、あれです。くわがたは、あごをつかって、敵をはさむ武器として使っています。ミヤマクワガタは、あごの力が強くて、ほかのカブトムシやクワガタの体にあなをあけてしまうことがあるのです。ということは、はさむ力が強いから、人間が指を挟まれると、とても痛い思いをすることになるため、指を近づけないのが無難。
ちなみに、めすは、あごがとても小さいですが、実はかなりこれがまた重宝するのです。めすのあごが小さいのは、卵を産むときに、あごを使って、木を削る必要があるため。めすにかかれば、がりがりと削って、できたあなに卵を産むことができるのです。ちなみに、くわがたのめすは、樹液を出そうと木の幹を削ることも。
ミヤマクワガタにおいては、標高の高い場所に住んでいるときもあるので、人間が捕まえて、飼育しようと平地に降りると、気候の変化に耐えられず、寿命が短くなってしまうときもあるかも。しかし、えさをしっかり与えれば、長生きしてくれるはずなので、しっかりえさを与えましょう。
以前、ミヤマクワガタをもらったという人間がいて、その人間は、クワガタを放置して、ひなたにおいて飼育したそうです。日なたにおいて飼うのは、御法度です。熱中症になってしまいます。本人は、飼い方を全くわかっていなかったそうな。カブトムシやクワガタは、飼育に慣れている人でないと、長生きできないかも。
それに、かぶと虫やクワガタ、えんまこおろぎなどを飼育していると感じることは、1匹で飼うと、長生きしてくれるそうな。なぜなら、けんかをすることがないので、えさをしっかり与えれば、長生きしてくれると思うのです。カブトムシやクワガタには昆虫ゼリーを、こおろぎにはレタスが良いかも。
ちなみに、めすを入れると、寿命は短くなってしまうけど、子孫を残せるようになります。かぶとむしは腐葉土のなかに、くわがたは朽木、こおろぎは地中に卵を産みます。ところが、朽ち木を粉砕したものを敷き詰めれば、くわがたはそこに卵を産んでくれるので、これもまたすごいです。いわゆる朽木マットに、たまごを生んでくれるのです。
こおろぎの場合、腐葉土はもちろん、おがくず、昆虫マット、朽ち木マットでも、そこに生んでくれるので、飼育に自信があれば、越冬させて、そして幼虫が生まれて、育ててみるのも面白いかも。クワガタは、種類によって育つ年数が違っていまして、ミヤマクワガタ、オオクワガタは成虫になるまでに、2年とか、4年はかかるのだとか。
ノコギリクワガタにおいても、育ち方によっては、2年かかるかもしれません。運が良ければ、1年で成虫になって、外に出てきますが、中には、外に出ないで、そのまま蛹室にいて、越冬をして、翌年にようやく外に出てくるものもいます。
2年かかるというのは、成虫には1年でなれるけど、蛹室から出てこず、越冬して、翌年に出てくる場合もあるかもしれません。クワガタ、なかなか奥が深いです。ミヤマクワガタは、高温と乾燥が苦手なため、飼育はやや難しいともいわれています。卵から成虫にするまでに、根気がいるかも。
それでは、また。