こんにちは、こおろぎです。
秋になると出てくるのが、こおろぎでして、そのなかに、「えんまこおろぎ」というのがいます。日本のコオロギのなかで、最も大きい体をしています。こおろぎは基本的に体は小さいため、えんまこおろぎにおいては、体調は3センチほど。これでも最大となるのです。鳴き声はとても美しく、飼育もしやすいコオロギです。
えんまこおろぎは、えさは何でも食べてくれまして、植物質のものから、動物質など、なんでも食べます。植物なら枯れ草とか、普通の雑草や、野菜や果物など、なんでも食べます。そして、動物質ですと、ほかの虫の死がいなどを食べてしまいます。生きている虫ですと、オンブバッタとかは、エンマコオロギに見つかると、食べられてしまうかも。アゴの力がかなり強いです。
えんまこおろぎにおいては、鳴き声が美しいですが、ほかのおすとけんかをすることもあり、どう猛な一面も。ほかのおすと出会うと、激しく鳴き始めて、アゴを広げて、かみつきあいます。かみつきあいの末に、最終的に頭をかみついて、あごでつかんで投げ飛ばしてしまうほど。えんまこおろぎは、ほかのおすはライバルとみなしており、すぐにバトルになります。
たまに、そのバトルがガチとなって、最終的には共食いしてしまうことも。えんまこおろぎは、1匹だけで飼うと、安全かもしれません。なぜなら、1匹だけなら、けんかをしないため、傷つくことがなく、羽においても、きれいなままでいることができるでしょう。
こおろぎは、複数いれば、観察も楽しめるかもしれません。それに、めすとおすをいれれば、交尾して卵を産んでくれます。しかし、交尾をすると、おすの寿命が短くなってしまうので、そこの部分に注意したいところ。確実に卵をふ化させたい場合には、おすとめすを入れて飼うとベストです。
それに、複数つかまえた場合には、残したいおすだけを1匹だけとっておいて、それをプラケースにいれて飼育すると、長生きできるかも? ちなみに、えんまこおろぎにおすすめなエサとしては、レタスやキャベツも良いかも。水分をたくさん含むので、レタスを食べれば、大量に水分も摂取できるかも?特に10月とか11月の、空気の乾燥するころに、レタスはたくさんあげたいところ。
それに、運が良ければ、12月まで生きるほか、さらに体力があれば、1月になっても生きるかも? えんまこおろぎは、かなり体力もあるので、えさをしっかりあげつつ、地面もしっかり湿らせておきたいところ。えんまこおろぎは、最終的に、めすは産卵管を地面にさして、そこにたまごをうみまして、そのまま地中で、たまごで越冬します。そのたまごが来年に、ふ化して、幼虫になって、そして脱皮を繰り返して成虫になってくれるもの。
秋は楽しみたいものです。
それでは、また。