こんにちは、こおろぎです。かつて、身延線には、123系があったことをご存じでしょうか。123系というのは、荷物電車を改造して誕生したもので、改造される前は、クモユニ147という形式であって、郵便物や、荷物を輸送したものです。1986年に、荷物輸送などが廃止されてしまい、しばらく運用がない状態が続いていました。
そして、クモユニ147は浜松工場で改造されることとなり、123系になりました。改造では側板を撤去して、新しい側板を貼ったり、新たに窓を設けるなどの工事がなされまして、車体もピカピカに。123系は、身延線で活躍することとなったのです。
123系は、クモユニ147から改造して作られましたが、そのクモユニ147は101系を改造して作られ、123系に改造されることは、再び客人を乗せることができるようになったわけです。123系は、一見すると103系のようにも見えるのが面白く、当時は、車体は白く、正面にはえんじ色の富士山のようなマークもあったりしました。
そして、123系は1989年になると、冷房改造がされることとなり、インバータ式の冷房を取り付け、冷房電源となるコンバータも設置。冷房改造がなされると、車体のカラーも塗りなおしがされて、車体はクリーム色、そして緑とオレンジの帯が入りました。
123系は、平成時代、たくさん駆け抜けてくれたものです。それでは、また。
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