おはようございます。こおろぎです。
静岡県には、富士~甲府を結ぶ身延線が走っています。身延線は、基本的に313系と、373系がメインに走っていて、これらは小さなトンネルも走れるように、屋根構造も対策がされたり、パンタも極小トンネル対応のものとなっています。
以前は国鉄型の電車がメインに走っていて、115系はその代表格。パンタの部分が2センチ切り下げられていました。それに、富士から富士宮は複線となっていて、頻繁にいろんな電車が乗り入れもしていました。その中には、489系も乗り入れ。
489系は、ボンネット型が特徴で、5編成しか作られておらず、485系の運用もできるため、ほかの電車の代走をしたことも。その489系は、編成に予備があれば、ごくまれに東海道線を経由して、身延線にも乗り入れ。
そのときは、編成を7両編成として、富士宮までの乗り入れをしたことも。かつては、富士宮に多くの人が訪れることがあって、そのときに489系が使用されたりしました。普段は、身延線に489系が乗り入れることはないため、とても貴重な姿です。
489系は、長いこと活躍を続けてきましたが、2006年に入ると老朽化も否めず、この年を最後に身延線に乗り入れることをやめました。489系は、ボンネットが特徴であるほか、冷房装置もきのこ型をしたものを装備。かなりインパクトがありました。
489系は、現在は全車両が引退して、廃車されてしまったため、現在は走っていません。それでも、先頭車は京都の鉄道博物館や、石川県の小松市で保管されており、もし訪れると、にぎやかな頃の姿をほうふつとさせてくれるでしょう。
ちなみに、489系の後任に、683系が身延線に乗り入れをしたこともありました。その683系も、なかなかインパクトのある姿を見せてくれましたが、ここ最近は683系の乗り入れはほとんどありません。
いつかまた、乗り入れてくれるかな? それでは、また。