下部温泉駅は、かつては和風な外観であった。

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こんにちは、こおろぎです。

身延線には、数少ない木造の駅舎がいくつかありまして、その1つが、下部温泉駅。この下部温泉駅は1927年に作られて、いまも現存しています。外観においては、洋風の姿をしており、JRになる前に改装がされました。屋根瓦は洋風になっていて、窓はサッシュ、外壁は石目調のものが貼られていますが、以前は和風であったのです。

かつては、瓦も日本瓦となっていて、窓においては木製のガラス窓、外壁は板貼りとしっくい。全体的に和風な感じの外観になっていました。さらに、駅舎のまんなかには、とんがり屋根があって、妻面には、ドーマー窓もついていました。ところが、そのドーマー窓はいつしかなくなってしまい、いまはその面影も残っていません。

さらに、待合室においては、以前は天井も板貼りとなっていましたが、外観の改装がなされると同時に、待合室は天井が貼りかえられて、ジプトーンとなりました。白い天井となったので明るくはなったものの、虫食い模様のようになっているのがちょっと気になるところ。

外観が改装されているため、昔の面影を見つけるのはちょっと難しいかも…? 軒天においても、改装されていますが、一部は垂木や軒板が見えるので、昔の面影を感じれるかも? ちなみに駅舎は1927年に竣工。90年以上は経っています。外壁は石目調のものが全体的に貼られていて、当時の漆喰壁や、板貼りの外壁が見えないので、昔の雰囲気を探すのはちょっと難しいかも。

駅舎はいつ解体されるかもわからないため、早いうちに撮影したほうがいいかもしれません。

それでは、また。

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