羽化している昆虫に、絶対に触ってはいけません。羽化に失敗してしまいます。

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こんにちは、こおろぎです。

ちょっと前は、かぶとむしやくわがた、くまぜみがいて、にぎやかな季節になりました。夏はさなぎの殻をやぶって、羽化をしたことでしょう。もし飼育している方がいましたら、カブトムシやクワガタを観察する時、羽化しているものに、さわらないようにしましょう。羽が変形して、羽化に失敗してしまうことがあるからです。


かぶとむしやくわがたはもちろんですが、羽化のとき、非常にデリケートなのが、アブラゼミやクマゼミ。抜け殻が歩いている!とびっくりするひとも多いでしょう。セミは、幼虫のときは、ちゃんと動くのです。かなり歩かないと、羽化をしません。

それに、セミは羽化が近くなると、足をしっかりと固定させて、つめがはずれないようにします。カブトムシやクワガタ、セミ、カマキリは、「つめ」が命なのです。地上で生活するわけではなく、樹木に捕まって生活することの多い、これらの昆虫は、つめがないと生きられません。それに、羽化をよく見たいからといって、セミがつかまっている足場を、動かしてはいけません。羽化している時に、落っこちてしまいます。

それに、羽化しているセミには、絶対に触ってはいけません。さわったために、セミの体に傷がつくと、そこから先は体液がもれて、羽がちぢんだままになり、羽化が進まなくなってしまいます。セミにとって、羽化は、彼らが夏に生きるための、最大の試練なのです。

羽化を見たいために、クマゼミの幼虫を捕まえて、家で網戸につかまらせて、羽化を観察したことがありますが、羽化が成功した時の、羽が伸びていく様子が、非常にすばらしいです。体の色も緑色がひすいみたいな色をしたり…しかし、幼虫の取り扱いに注意していても、残念ながら、たまに羽化に失敗してしまうことがあります。自然界でも、羽化に失敗してしまうセミがたまにいます。

かぶとむしやくわがた、せみは、夏の代表選手ともいえる昆虫ですが、長生きしてほしいものです。おおくわがたも長生きしてほしいなァ…それに、この時季はこおろぎが楽しみな季節。こおろぎの鳴き声も楽しみたいものです。

それでは、また。

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