遊遊記、西遊記をモチーフにしているけど、現代的な世界がおもしろい!

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こんにちわ、こおろぎです。

その昔、ファミコンのディスクシステムで、「遊遊記」というゲームが出たんです。「ゆうゆうき」と読むもので、ふぁみこん昔ばなしとして登場していて、前作の新鬼ヶ島と同じような画面になっているのが特徴。この遊遊記というのは、内容も、西遊記をモチーフにしているけれど、内容がなかなか面白いんです。

なぜなら、昔ばなしでありながら、遊遊記の世界を見ていると、スクーター、ラーメン、すぶた、銭湯、クイズコーナー、豪華客船、客船の中にあるエンジン、カラオケ、ラウンジ、シベリアの世界、ブレスレット、ハワイ、ホテル、牛丼、ビル、エレベーターなど、いろんなものが出てくるから「ほんとにこれ昔話?」とツッコミしたくなる、面白い内容です。

新鬼ヶ島では、絶対に出てこないようなものがたくさんあって、豪華客船は絶対に出てこないでしょう。遊遊記のなかでも、ハワイの後半で、三蔵を救出するときは、なんとホテルの中に入るわけですが、これがまた緊張してしまうんです。

ごくうが、三蔵を助けるために行ったホテルは、なんと13階にあって、そこには、らせつじょにつかまった、牛丼屋のむすめもいます。らせつじょの部屋に、かぎが隠されているけれど、探すところがたくさんありすぎて、ここでは天井にある鍵を使うのが正解。それ以外ははずれで、3回まちがえてしまうと、らせつじょがやってきて、「部屋を汚したわね!」といって、ばしょうせんでごくうは火だるまにされて、げーむおーばーにされてしまうので要注意。

そのかぎを使えば、牛丼屋のむすめを救出できますが、ごくう「わーっ! なんだその顔は…」とびっくりしてしまいます。むすめによると「顔が大きいのが、牛魔王やらせつじょの好みなんだって…」とのこと。顔を大きくされてしまったことを、女の子は嘆き、そして去って行ったそうな…ごくうは複雑な気持ちになりつつも、ロープを見て、何かに使えるかなと感じて、拾ったのであった。このロープは重要な役目を果たすのだから…

肝心の三蔵は、奥にある部屋のなかにおり、かぎあなをのぞくと、その様子を見ることができ、部屋の中で寝ている様子がわかります。しかし、ここで重要なのは、部屋のなかの「だれか」に話しかけておくこと。「どあがしゃべるんだな~めずらしいどあだな~」と言って、さんぞうだとわかるので、いざ救出へ。

さんぞうのとなりの部屋は、空き部屋であるものの、かーてんがゆれていて、窓が開いていることがわかります。そして、いざ窓の外に移動しようとすると…窓のそとは、目のくらむ高さになっていて、13階だと、おそらく高さは50メートルを超えるかも。まどのそとにいるときに、うっかり棒やこづちを使ってしまい、へたな動きをしてしまったために、ごくうが何回、バランスをくずして、まっさかさまに落ちてしまったことでしょう。まどのそと、下手な動きをすると、げーむおーばーになってしまう、恐怖の場所でもあります。

さんぞうを助けるためには、部屋のなかで、ろーぷを使うことであり、それによって、窓からロープが垂れ下がって、そして隣の部屋に移動できるようになるものです。そして、いざ移動したら、部屋の中に入ろうとしても、まどを見ると「かぎが かかっています」と出たり、移動をおしても「まどが しまっています」と出るため、もはや、やるべきことは、ごくうの頭を使うこと。

つまり、頭突きをすることです。

ここで、ごくうが頭突きをすることで、窓ガラスが割れて、あながあき、そして部屋のなかに入れるようになります。ハワイの中で、かなりスリルを感じるイベントになることでしょう。ホテルの13階で、まどのそとで、うっかり変な動きをしてしまうと、ごくうでもひとたまりがありません。50メートルの高さは、目もくらむからです。

まどのそとは、ごくうが両手だけでしかぶらさがれないため、遊遊記のシーンのなかでは、ヒヤッとさせられるでしょう。13階の高さというのは、日本では、餘部鉄橋の高さと同じくらいに匹敵するかもしれません。

この餘部鉄橋は、過去に大きな事故が起きてしまっていて、1986年に、お座敷列車の「みやび」回送中、突風に襲われて、7両の客車がすべて真っ逆さまに落下してしまったのです。下にあったカニ工場を直撃、工場が全壊して、5名の犠牲がでてしまい、さらに車掌も1名が殉職してしまいました。

みやびにおいても、40メートルの高さはひとたまりもなく、7両の客車は大破、翌年廃車されてしまいました。みやび、事故の衝撃で、客車は、くの字に折れ曲がったり、車体が変形したり、ぺしゃんこになってしまったのです。みやび、もともとは立派な和風の客車で、格子天井のもの、舟底天井になったもの、さらに、日本庭園もあったりと、室内が豪華な和室になっています。事故によって、地獄絵へと変わってしまった模様です。

なお、みやびは1年もたたないうちに廃車になってしまいました。その後、みやびの代替として、「あすか」が登場。JRになってから楽しませてくれました。「あすか」も大活躍してくれたものの、2018年に廃車になってしまっています。

高さが迫力のある餘部鉄橋は、現在は橋が架け替えがされており、頑丈なつくりになっています。でも、下を見ると目がくらむので要注意。遊遊記の、ハワイのホテルも、かなりの高さで、びっくりしてしまうでしょう。

遊遊記はおもしろいので、また、やりたいゲームのひとつです。

それでは、また。

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