おはようございます。こおろぎです。
ファミコンのディスクシステムで、40年近く前に、新鬼ヶ島というゲームが登場しました。この新鬼ヶ島は、昔話をモチーフにしたもので、桃太郎とか、浦島太郎、つるのおんがえし、かさじぞう、したきりすずめなど、いろんな昔話の絡みがあって楽しめます。
からくりも多めの新鬼ヶ島は、面白くて評価も高いのですが、実はゲームオーバーになる罠もいくつか仕掛けられていて、要注意です。たとえば、第一章には、ツルの機織り部屋があって、その扉を開けてしまうと、正体がツルであることがわかってしまい、飛び立ってしまいます。ツルがいなくなってしまうと、ゲームオーバーになってしまいます。最後「やりなおしてください」と出て、最初からやり直しになります。
第一章では、お地蔵様が立っているところがあり、そこでは、1体かさのない地蔵があるため、みのとかさを着せてあげるのがベスト。しかし、コマンドにはなぜか、たおすという項目があり、しかも、「おじぞうさま」とあって、これはわな。やってはいけない項目です。
もしも、おじぞうさまを倒してしまうと、最終的に、ゲームオーバーになります。川上から、おわんが流れてきて、本来なら、おわんから男の子が出てきてくれるのですが、おじぞうさまのばちがあたり、おばけになってしまいます。物語にも「こどものなかった2人はおばけを可愛がって、幸せに暮らしました。めでたし、めでたし…そんなはずない!やりなおしてください」となってしまいます。
最後のところに「そんなはずない!」が、なかなかのツボ。第1章では、ゲームオーバーになってしまうと、最後のところで「やりなおしてください」と出るのが親切か。それに、第3章は、主人公2人がせんじんだにに行きますが、ここはかなりゲームオーバーのわなが多めです。
たとえば、せんじんだに、足元が非常にせまく、歩く以外のコマンドは選んではいけないしかけです。つかう、あける、わたすといったコマンドをしようとすると、「あぶないから、よけいなことはよしましょう」と注意してくれますが、それを振り切って2回もやると、最終的に足をふみはずします。そして、2人は昇天してしまいゲームオーバー。「おしまいです」が初めて登場します。
この「おしまいです」は、新鬼ヶ島の代名詞になったといっても過言ではありません。なお、せんじんだにでは、あしもとにいおうだまがおちていますが、それを見つけるためには、いきどまりのところで、かなづちを使い、温泉が出るようにしなくてはなりません。かなづちは、壊れている民家の中にあり、男の子が使えますが、最後、かなづちはなくなってしまいます。男の子が温泉が出たときにびっくりしてしまったため。温泉がでたことで、せんじんだにで、いおうだまが手に入るようになります。
それに、いおうだま、男の子でないと拾えません。女の子ですと、恐がってしまいます。男の子であれば、細い道に落ちているいおうだまも簡単に拾えます。しかし、いおうだまを拾うときには、道を見なくてはなりません。このときに、谷底を見てしまうと、めがくらんで、まっさかさまに転落。おしまいですとなってしまいます。
そして、砦のなかに、銅鐸がありますが、それを手に入れるためには、体を透明にしなくてはなりません。青いふくろ、赤いふくろがありますが、赤い花をとってしまうと、女の子が花になって、ゲームオーバーになってしまう…?と思いきや「女の子は花になりました。きれいな花になれて良かったですね、めでたしめでたし…ん?なんかへんですね。もう一度やり直してみましょう。時間を戻しますよ。わたしが3つ数えたら、ぼたんを押してくださいね」といって、時間を戻してもらえますが、それを5回ほどやってしまうと、「いいかげんにしなさい。もうやめました。」と言われて、ゲームオーバーです。ナレーションの方を使ってあそばないように!
3章では、銅鐸を手に入れなくてはなりません。透明になれば、銅鐸を手に入れられますが、オニがびっくりして、それを追いかけてしまいます。そのまま逃げると捕まってしまい、ゲームオーバーになってしまいます。ここで必要なのが、いおうだま、オニをひるませることができます。このときも、すぐに逃げるようにします。もたもたするとゲームオーバーです。
そして、最後は男の子。爆弾をしかけましょう。このとき、すぐに逃げないと、爆弾の爆発に巻き添えになってしまいます。それに、爆弾を持たないまま砦にいくと、男の子は頭突きをして砦を破壊しようとしますが、頭突きごときで壊れる砦ではないので、オニにつかまってしまいます。爆弾で砦を破壊しなくてはなりません。
そして、4章は女の子がいなくなるという衝撃的な展開が待ち受けています。イヌのりんごが味方になってくれるので、頼りになりますが、その先、壊れた橋が出てきます。大きな川となっていて、流れも速く、泳いでは渡れません。無理にわたろうとすると、「せっかく親切に言ってあげたのに、川に落ちました。おしまいです。」となって、ゲームオーバーです。
それに、川沿いには、うさぎの「とせんいなば」、たぬきの「とせんまめだ」があって、うさぎは木の船だから大丈夫…と思いきや、タバコを吸っていて、そのタバコの火が燃え移り、舟は沈没、おしまいですとなってしまいます。木の船がダメなら、タヌキの泥の船は大丈夫…と思いきや、泥なので、船はくずれてしまい、崩壊してゲームオーバーになってしまいます。
船ではダメなのか…という感じですが、最初にタヌキの泥の船を見ておきます。そして、うさぎに話すと「あんちゃん たぬきの船を見たかい?どろで出来てるから危ない!こっちは木でできてるから安全だ!」と宣言しますが、たばこ吸っていてゲームオーバーになるので、うさぎはNGです。それに、たいまつを使えば、うさぎがたばこの火で点火をしてくれます。たいまつ、燃えるようになりました。
そして、タヌキの店で、たいまつを使うと、どろの船は見事に固まります。たいまつは無くなってしまいますが、泥船が、向こう岸へと行けるようになります。そして、最後の難所。関所があって、弁慶が立っています。通せんぼしているため、うちでのこづちを使うようにしましょう。すると、小さくなれますが、そのまま通ると踏みつぶされて、おしまいですになってしまいます。
このとき、りんごに話すと「その体では歩くのも遅くなりますね、私の背中に乗ってください」といって、りんごに乗ることができるようになります。弁慶、イヌは一切相手にしておらず、簡単に通れてしまいます。
そして、都へと進むことができ、まちのひとの協力で、うちでのこづちで、主人公が大きくなれます。しかも、なんと、一気に成長するのでびっくり。これで、前編が終了します。
都では、宮水を3つ探さなくてはならないイベントがあります。その中の1つは、地下にある氷室。そのままひむろに行こうとすると、穴の中に転落して、おしまいですとなってしまいます。ひむろに行くためには、屋敷の近くの廃墟を調べること。すると、オニがやってきて、何かごそごそとします。
りんごと話すと、足元が冷たいというので、調べると、地面があやしいことがわかるので「あける」をやると、地面にあなが現れます。そのあなのなかは、氷室となっているのですが、ひむろに行くためには、途中の空き家にあった、なわを拾っておく必要があります。そして、廃墟のところで、縄を使い、いざ地下へ。
ひむろには、大きな氷が5つおいてあって、その氷は特に持っていく必要もありません。一度地上に戻り、そして再び入ると、氷が解けていますが、それに、うでわをつけると、宮水であることがわかります。ひのえさまが出てきます。そして、ひのえさまの話をきいたあと、地上に戻ると…なわがほどけて、ひむろのある穴になわが落ちてしまいます。これは、ひむろには行く必要がないということです。
新鬼ヶ島は、ゲームオーバーのわなも多いので、操作に気を付けたいところ。
それでは、また。