485系の「華」は、車体の紫色が美しいですが、いまや廃車されて見ることができません。

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おはようございます。こおろぎです。

かつて、東海道線の静岡地区に、めずらしい電車が乗り入れることがありました。それは、485系の「華」で、車体は新造されているものの、床下機器類は種車のものが使用されていました。華は、485系を改造したもので、和風電車として作られ、首都圏を中心に、東北や北陸、静岡県などに乗り入れしたことがありました。

華やかは、紫色の車体が美しく、和風な雰囲気を出しており、車内は、壁は木目調で、畳敷きになっており、掘りごたつが採用されています。シンプルでありながら、落ち着いた雰囲気の車内となっていて、客室にはテーブルや座椅子も配置されていました。

電車は1997年に登場して、当時は「宴」もあったためか、時々静岡地区にも乗り入れて、その姿は目を引き付けてくれました。華、時々山梨県にも乗り入れることがあって、その姿は目を引き付けてくれました。それに、「宴」においても、時々山梨県とか、静岡県にも乗り入れて、独特な車体が目を引きました。

週末のときは、割と遠くの方まで遠征することもあったりと、バリバリ活躍してくれましたが、宴が廃車になると、華においても去就が注目されるようになりました。そして、2022年に、華は引退することとなり、郡山に回送されていきました。

華は、廃車後はすべての車両が解体されて、現存していません。なお、宴においても、すべての車両が解体されて、なくなりました。JR東日本では、最近は鉄道車両を保管しようという考えがなさそうです。E351系においては、ブルーリボン賞も受賞したほどの名車なのですが、すべて解体されてしまい、E351系もいまはありません。

同じように、すべて解体されてしまったものは、251系、215系もその1つです。どちらもダブルデッカーとなっていますが、車体が重くなってしまうためなのか…また、E257系においては、2両編成のものが5本ありましたが、製造から20年もたたないうちに解体がされました。

改造すると、金がかかるからという理由かもしれませんが、すぐに壊すのはちょっと気が引けます。JR東海が誕生した時、113系の3両編成を組成すべく、モハ113を、16両をクモハ113へと改造した努力は、すごいものです。モハ113を廃車することなく、運転台を取り付けて、クモハ113にしたことは、努力のたまものと言えるでしょう。

それでは、また。

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