こんにちは、こおろぎです。
身延線には、かつて165系が急行「富士川」として走っていました。その165系が老朽化により廃車されてしまい、373系が登場して、1995年から特急「ふじかわ」で運転を開始しました。1996年には、東海道線の165系の急行「東海」が東海道線から引退して、165系が廃車されてしまい、これも373系に取替えられました。ふじかわ号は当初6往復が、のちに7往復に増やされて、便利になりました。
373系はぜんぶで14本製造され、ほとんどが日本車両で作られましたが、最後のF13、14は日立で作られました。373系は東京に乗り入れができるように、東日本に対応したATS装置が装備されました。ちなみに373系、連結部分に転落防止ほろがついていますが、竣工した時は、転落防止ほろは装備されずに作られました。
373系のほか、211系や1999年に竣工した313系3000番台も、転落防止ほろがないすがたで運用をしていました。2001年になると、検査を受けた車両が、連結部分に転落防止板を装備して、走るようになりました。373系では、転落防止ほろを取り付けるとき、ちょっとした見直しが行われました。
373系は、車体外側ぎりぎりに、雨どいがとりつけてありました。転落防止ほろを取り付けるには、373系の場合、雨どいの位置を内側に取り付ける必要があり、連結部分の雨どいを撤去して、その撤去した部分に転落防止ほろを取り付け、新しい雨どいを内側に取り付けています。373系の、転落防止ほろの上にある雨どいを見ると、雨どいが途中から車体の内側にずらされているのが確認できます。
211系や313系は、雨どいが車体の内側にあったので、転落防止ほろを取り付けるにも、雨どいをずらさずに取り付けることができました。373系の場合は、雨どいが車体外側ぎりぎりにあり、転落防止ほろを内側に取り付ける必要があったので、14本全部に改造工事を行うに、かなり手間がかかっていると思います。
登場から30年がたつ373系ですが、飯田線で伊那路として走るほか、浜松や豊橋にも乗り入れるなど、いまも元気です。静岡地区では373系が普通電車として3両編成で走ることもあります。不思議なものです。経過年数が30年経っている373系ですが、あと何年走り切れるか、気になるところです。
それでは、また。
