こんにちは、こおろぎです。
東海道線で走る電車に、211系があります。その211系は、静岡地区に低トンネル対応の3両編成、SS編成が11本導入されて、2両編成のG編成は9本が導入されました。SS編成は、普段は熱海~豊橋を走り、御殿場線と身延線も走ったこともあります。高速の110キロで走れますが、ロングシートはあまり評価がよろしくなかったようで、特にトイレがないことは不評となりました。
基本、電車にはトイレがつきますが、ラッシュ対策で、211系の導入時はトイレをつけなかったようです。遠くから来た人とかは、211系に乗ると、かなり不便を強いられてしまったことも。しかし、313系が登場すると、トイレがついているので、安心できるようになりました。211系が走るときは、313系を併結して走ることもしばしば。
211系、老朽化も目立つようになってきて、2024年に入ってから、少しずつ運用をはずれて、何本かが廃車回送されていきました。そして、315系が登場します。その315系は4両編成となりまして、おもに東海道線で熱海~豊橋を走ります。ラッシュ対策にもそなえて、315系は、うしろに313系も連結しています。
315系は、かなり性能が良く、冷房もよく効きます。加速性も上がっています。普段は編成の博多側に313系を連結していて、東京向きの部分がなかなか連結されることはありませんが、いずれは東京向きの部分にも連結されて、ほろを使うときが来るでしょう。
315系においては、14本が導入予定で、211系を取り替えていきますが、状況によっては、315系は増備されるかも?しれません。予備車の本数も必要となることでしょう。いまは見なくなってしまった寝台特急の14系や24系は、予備の車両も導入していました。
たとえば、寝台特急の富士・はやぶさ、2009年に廃止されてしまいましたが、B寝台車のソロ、ロビーカー、A寝台のシングルデラックスは、それぞれ5両を用意していました。それぞれ、富士とはやぶさに連結するため。B寝台車のソロは、もとはオハネ25 100番台で、開放式の寝台車となっていました。1989年に個室を連結することとなり、小倉工で改造を受けたものです。
改造では、既存の寝台設備をとりはずして、そこに個室を設置します。これを5両作り、富士・はやぶさで連結して走行。1両は予備車としておく必要があったためです。ロビーカーにおいては、5両あるうち、2両はオシ14を改造して、あとの3両はオハネ14を改造。食堂車を改造したものは、窓は長方形であり、オハネ14は窓が大きいため、景色を楽しめたものです。ロビーカーは2005年に廃車されて、姿を消していきました。
富士・はやぶさも、2009年に廃止されて、使用した客車も大部分は廃車されていきました。
それらの寝台特急は、静岡地区も走行して楽しませてくれましたが、現在は315系や313系がメイン。211系を見られるのは、いまのうちかもしれません。2024年度には引退とのことなので、早いうちの撮影をしておきたいところ。
それでは、また。