113系の3両編成は、中間車は先頭車改造されている!

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おはようございます。こおろぎです。

かつて、東海道線には113系が走っていました。このなかで、クモハ113という車両がありまして、実はもともと中間車のモハ113です。もともと、113系の6両編成であったものを、分割したもので、モハ113を先頭車改造。当初はクハ111、モハ113、モハ112、モハ113、モハ112、クハ111と組成されていました。これを分割したのです。

改造は名古屋工場にて実施され、モハ113の前位側の車体を切断して、運転台を溶接したもの。そして、クモハ113となって名古屋工場を出場。3両編成が誕生しました。モハ113、モハ112、クハ111の後ろ部分は、モハ113の部分だけを先頭車改造するだけで済んだのです。

ちなみに、このとき113系は、クハ111、モハ113、モハ112で組成されている部分もあったため、やはりモハ113を先頭車改造。このとき、クハ111は東京向きであったのを、静岡向きに方転改造。改造では引き通し回路を組みなおして静岡向きとしています。なお、3両編成となった113系は、すべてが2000番台となっています。

このときに方転改造したクハ111は2200番台として車番が改められました。クハ111 2200番台はトイレなしがほとんどであったものの、クハ111-2165はトイレつきとなっており、5番目に改造したので、クハ111-2205として改められました。

113系の3両編成は、当初は大垣と静岡に配置されて活躍していましたが、のちに全車両が静岡に属して活躍します。昼間の時間なら身軽な3両編成ですが、朝や夕方は利用客が多いので、増結して走行。6両にして走ります。たまに、4両編成を連結して7両となることも。

113系の3両編成は、おもに熱海~豊橋を走り、身延線の富士~西富士宮に乗り入れたり、御殿場線では、御殿場に乗り入れをしたことも。しかし、抑速ブレーキはついていないため、御殿場線での運転に、運転士さんが苦労したという思い出も。

113系はおもに坂道が少ない路線での運転が多く、東海道線ではすいすいす~と走れました。3両編成となると、トイレなしの編成もあったため、6両で走るときは、トイレつきの編成を連結したり。長距離運用時はトイレを必要としたためです。

長距離を走ったためか、2006年から廃車が出始めていき、2007年には、113系の3両編成は、4両編成や6両編成とともに廃車されてしまいました。いまとなっては、113系は思い出の車両です。

それでは、また。

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