静岡地区にあった211系は、細やかな改造があった。

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おはようございます、こおろぎです。

かつては、静岡地区に211系が走っていました。その211系は、すでに引退してしまいましたが、この211系は、静岡地区には1989年の7月から運転を開始して、熱海~豊橋をメインに走っていました。211系は、当時は何も改造を受けることなく、普通に走り続けていましたが、2001年ごろになると、変化も訪れます。

それは、転落防止ほろの取り付けから始まり、外見に変化が訪れていきます。連結面に、ほろがついたことで、人が転落することがないように、転落防止ほろが設けられました。それから、211系にちょっとずつ変化が訪れていきます。

313系が登場したことによって、全車両に、ドアチャイムの設置が設置され、ドアが開いたり、閉じるときにはチャイムが鳴ります。それに、211系のクハ210には、車いすのスペースも設置され、一部座席を撤去して、そのうえで車いすスペースを設けています。さらに、クモハ211にある、パンタがシングルアーム型に取替がなされて、スマートな雰囲気になりました。また、速度計においても、時速120キロに対応したものに取り替えられて、速度計は140キロまでの表示になっています。

さらに、つり革の客用扉付近への増設が行われたり、2010年から設置の、ATS-PTが取り付けられたり、助士席側前面窓ガラス下部と乗務員扉窓ガラス下部に、切り抜き文字による編成番号を標記されたり、乗務員扉の取手が、ダブルハンドル化されたり、排障器(スカート)の延長、
優先席つり革と座席モケットのオレンジ色化も行われたりと、変化が起きました。

211系は、おもに東海道線で運転がされていましたが、御殿場線でも運用がされていました。313系と連結して、沼津~国府津を走ったことも。さらに、211系は、身延線では富士~西富士宮まで乗り入れ。

晩年のころは、身延線を走るとき、313系の2両と、211系の2両が連結して走っていました。313系は、2両編成のロングシートバージョンが使用されて、ワンマン運転もできるように準備工事もされていましたが、211系が引退すると、313系の2両編成は、そのまた2両と連結して、4両編成を組成。315系と同じ運用をするようになります。

313系は、ボックスシートのものと、転換クロスシートの車両もあり、そちらは身延線と、御殿場線で運転を続けていて、たまに東海道線に乗り入れることも。それに、313系の転クロシートのものは、300番台もありますが、こちらはワンマン準備工事もされておらず、半自動もされていないため、東海道線がメインになっています。313系のW編成は、半自動の機能がついていて、ワンマン準備工事もされていて、さらにパンタも2つ取り付けできるようになっていますが、東海道線の運用についてしまっており、ワンマン化される気配はありません。

313系のW編成は、半自動、ワンマン準備工事、2パンタ準備工事というところから、115系のような設備が整っていますが、東海道線での運行をメインとするようになりました。115系においては、身延線や御殿場線を走りましたが、晩年のころは、東海道線での運転がメインになり、熱海~豊橋を走るようになりました。115系も、現在はスクラップされてしまい、残っていません。

313系は、最初のものは、登場から26年がたち、ほかの313系は19年、最近静岡に転属したものは、15年が経ちますが、まだまだ、活躍できそうです。

それでは、また。

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