こんにちは、こおろぎです。
かつて、静岡地区には113系が走っていましたが、その中の2000番台は、1978年に登場したもので、1982年まで製造がなされました。その113系の2000番台は、113系のなかでは最後に製造されたもので、それまでの113系とは、室内も変化が起きています。シートピッチが改善されて、車端部の配電盤なども多少変化しています。乗り心地も改善がなされました。
2000番台というのは、比較的状態も良かったためか、1997年とか1998年ごろになると、浜松工場で全般検査を受けたときに、延命工事が行われまして、車内の化粧板が取り替えられます。それまでは緑色であったのが、白い化粧板になったのです。211系と同じような化粧板になり、格子状の模様が入った化粧板です。初めてその室内を見たときは、雰囲気が変わっているので、同じ113系なのか?と思ってしまったほど。
113系の2000番台は、乗り心地なども良かったのか、名古屋地区では1994年ごろから延命工事を開始して、室内の化粧板を取り替えたようです。室内全体が白くなったので、明るい雰囲気になっています。それに、床においても、それまではグレーであったものを、延命工事のときに貼り替えがなされて、ベージュ色に変わりました。床においても、ベージュ色となったことで、明るい雰囲気へと変わっています。
静岡地区での、113系の室内延命化は、4両編成ではモハのコンビに施されまして、モハ113とモハ112の、2010や、2099、2100、2101、2108、2109に、車内が211系と同じ白色系に取り替えられています。室内が白いと明るい雰囲気で、いいものです。
静岡地区の113系では、2001年ごろになると、大垣から転属した車両も加わって、2003、2008、2044、2107が静岡に転属、4両編成として活躍をしていました。113系が大垣からやってきたというのは、鉄道ファンでないと、わからないかもしれません。姿だけを見れば、同じ113系であるため、見分けがつかない感じです。
それらの113系は、2007年までに、すべて廃車されてしまい、313系にバトンタッチしました。313系は、3両編成や、2両編成が導入されて、夕方の混雑時には、増結もなされて、活躍してくれたのです。
それでは、また。