遊遊記は、ファミコンのディスクシステムに出たゲームだけど、シュールで面白い!

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こんにちは、こおろぎです。

ファミコンのディスクシステムで、「遊遊記」というのがありました。新鬼ヶ島と同じように作られ、西遊記をモチーフにしているため、「ふぁみこん昔ばなし」となっているものの、物語は、シュールなシーンがあって、楽しめます。

なぜなら、遊遊記は、第1章から11章までと、かなりの長さではあるものの、それなりに面白いです。舞台は、中華の国を舞台にしており、三蔵の故郷の西安も登場。ところが、物語が進むと、豪華客船は出てきたり、シベリア、さらにハワイ、そして日本まで出てきたり。昔話か!?とツッコミされそうな景色が多め。

それに、最初の女の子の部屋には、本やベッド、鏡があり、窓にはカーテンもあったり。現代的な雰囲気です。第2章では、八戒と遭遇することになり、その八戒がやっている店では、チャーハンだのスブタなど、いろいろ出てきたり。昔話にはなさそうなメニューです。2章の最後に八戒が仲間になります。それに、第3章では、最初に坂道があって、途中、霧が出てきて、道をさえぎるものの、無事に桐の中を抜けると、竹藪が。その竹藪も、異国の雰囲気を出しています。

竹藪の下には抜け穴があって、女村があるけれど、和風な家があったり、銭湯はあったり、ちょっと不思議な景色。昔話に銭湯はなかったはず← それに、金閣・銀閣との戦いがありますが、なんと、それはなぞなぞ・クイズ。昔話にクイズって…?とツッコミされそうです。

しかも、金閣・銀閣のクイズは、外国の昔話のことが出てきたりと、シュール。それに、クイズでは孫悟空や、三蔵、八戒が出ますが、もしもクイズに正解できないと、「ピンポンひょうたん」に入れられてしまいますが、実はこの3人は全滅しても問題はありません。

最後の挑戦者の悟浄が正解すると、クイズは突破できますが、はずしてしまうと「げーむおーばー」にさせられてしまうので、注意注意。すると、金閣・銀閣がやがてけんかを始めます。問題は、ほとんど金閣が作ったとのこと。銀閣が「俺にも問題作らせればこのようにならなかった」と言い放ち、さらに銀閣「あにきづらするな」と言って、けんかが勃発。そのすきに孫悟空が襲い掛かり、金閣と銀閣、孫悟空が強すぎてかなわず、防戦一方。かなわず、逃げ出してしまいます。三蔵、女村が気に入ったのか、最後は「のこるんだ~!」と絶叫。

それに、第4章では、なんと豪華客船が。受付にいる船員はマリオのような顔をしており、5章にいる船員もマリオのような顏。任天堂らしさが出ています。売店にいる人物も現代的な感じであり、なんだか不思議。

5章は豪華客船のなかであり、もはや昔話どころか、現代的すぎてびっくり。料理もおいしそうであり、ピアノもあったり、カラオケもあったり。この第5章は最後、波乱のラストとなって、前編が終わりますが、第6章からは後編。孫悟空、シベリアに飛ばされてしまいます。第7章では、ハワイが出てきて、ホテルだとか、牛丼も出てきたり。

第8章では日本を舞台にしており、9章は倉庫からの脱出に、羅刹所との戦い、牛魔王への城への乗り込み、そして、10章は牛魔王との戦いも控えています。数ある中でも、個人的にスリルがあり、ヒヤヒヤしたと感じるものは、7章の終盤で三蔵を助けるとき。ホテルの13階に行きます。

ホテルの13階では、最初に牛丼屋のむすめを助けなくてはなりません。かぎあなをのぞくと、むすめがいることがわかるのです。このとき、はなす「だれか」をやること。これで、進展します。奥にはらせつじょの部屋があり、たくさん鍵を隠してありますが、天井にある鍵を使うのが正解。そのかぎを使うと、むすめを助けることができますが…女の子は、らせつじょの呪いによって、顔が大きくなってしまっています。孫悟空ですら、びっくりしてしまったほどです。女の子は、将来が不安になってしまったようだ…

そして、女の子が縛られてしまったロープを回収しておきます。そのロープ、かなり重要な役目を果たします。このあと、どうすればいいか、わからなくなったと感じた方もいるこでしょう。奥にある右の部屋、かぎあなをのぞくと、だれかがいるようです。このとき、話す「だれか」をやると、三蔵がいることがわかります。これが、大きな進展につながります。

そして、手前にある右の部屋にいくと、空き部屋ですが、かーてんがゆれていて、窓があいていることがわかります。このとき、移動「まどのそと」が出てきて、窓の外にいくことができますが、孫悟空、窓の手すりにぶらさがる場面となり、ヒヤヒヤ。このとき、こづちを使おうとしたり、窓をたたこうとすると、まっさかさまに落下してゲームオーバーになってしまうので、要注意です。13階の落下は、ひとたまりもないのだから…

一方で、見るコマンドで、下を見ると、目もくらむ高さであることを感じるでしょう。空を見ると、月がきれいに出ています。なお、窓の外に移動してしまった場合は、すぐに戻り、そして、ロープを使います。窓からロープが垂れ下がり、移動をすると、隣の部屋へと移動できます。

しかし、三蔵の部屋は、まどがしまっていて、移動しても中に入れません。まどはかぎもかかっており、へたな動きは落下のおそれあり。部屋に入るためには…頭を使うしかありません。つまり、孫悟空が、頭突きをすることで、窓ガラスが割れて、部屋に入れるようになります。

孫悟空、三蔵と会えますが、すっかり記憶がなし。そこで、すなじじいが現れて、孫悟空に素直な気持ちを言えと。つまり、「謝る」こと。それを言ったことで、三蔵、元に戻ります。すると、すなじじいは、孫悟空の持っている棒を、如意棒にしてくれたのです。すごいことです。すなじじいは、普段は砂浜にいるかと思いきや、ホテルの床下から現れたり、そしてまた消えたり、不思議なじいさんです。

らせつじょが現れると、最初、孫悟空に「わたしきれい?」と言ってきますが、もはやここは、けなす! ほめるとゲームオーバーにさせられてしまうため。けなすと怒って芭蕉扇を使い、炎をけしかけてきます。にょいぼうをつかい、そしてまどのそと!スリル多めなハワイの後半、終了です。

遊遊記は、かなりヒヤヒヤするシーンもあるけれど、シュールな部分も多く、きっと楽しめるでしょう。それでは、また。

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