おはようございます。こおろぎです。
西遊記をモチーフにしたゲーム、遊遊記がありますが、それにはごくうやちゃお、さんぞう、はっかいに、ごじょうといったキャラクターが登場します。その悟浄は、かっぱであって、女村で銭湯の番台にいました。悟空たちに、きんかく、ぎんかくのことを伝えてくれます。
きんかく、ぎんかくを倒しに行くときに、ごじょうもついてきてくれますが、さんぞうとはっかいは名乗る前から、すでに名前を知っているのでびっくり。というのも、ごじょう、心を読むことができるので、びっくりです。それに、ごじょうは基本的に争いは好まない、穏やかな性格です。
遊遊記は、ごじょうが心を読むことで、冒険を進めることができた場面もいくつかあります。たとえば、後半の9章で、倉庫の中に隠れているときに、ウシの兵士がやってくるというピンチが起きますが、その兵士らは、牛魔王を恐れていることを知ることができます。捕虜が脱走とかしたというニュースが来たら牛魔王にぼっこにされるぞ、「このやくたたずめ!」と言われると背筋がぞっとするという内容を聞けるので、そこで、ごじょうは、牛魔王のふりをして、「このやくたたずめ!」といって、兵士らをひるませます。
そして、牛魔王のふりをすることで、なんとか箱から脱出。兵士らは、ごじょうとさんぞうを追いかけますが、途中、雷が落ちて、ウシの兵士たちを直撃。雷によって、兵士らは倒れます。脱出成功です。そのあとに、ごじょうたちは無事に悟空と合流。
それに、悟浄は、基本おとなしい性格で、ハワイでらせつじょをやっつけようとする悟空をたしなめたことも。悟空があばれるとまたふっとんでしまうぞと、ごくうに言ったのです。ところが、悟浄は、お酒を飲むと、一気に性格が変わり、さんぞうに失礼なひとことを放つことも。
第5章で、豪華客船に乗って、こうがいじの騒動がおさまってから、三蔵がごじょうに話しかけようとすると、ごじょうが「うるせーだよ」と言い放つ始末。それに、浸水が起きても、ごじょうはあわてる気配もなく、「よっぱらったあとの水はきもちいいだよ…」と言いつつ「でもちょっとここはせまいだよ、そとにでたいだよ」と言ってから、移動を押すと、ごじょうが思い切って穴をあけて、脱出できるようにしてくれます。
ごじょうの酒乱ぶりがさらに発揮されるのは、第10章で、きんかく、ぎんかくが、クイズをしかけてきたとき。1問目で成功すると、きんかくがブルゴーニュワインを商品にしてくれて、さらに、2問目では、ドライビールを1年分。これらをごじょうは飲み干してしまい、その様子にきんぎんがたじろぐほど。
3問目で、ごじょうにばしょうせんを漢字でかけといって、挑むものの、ごじょうにきれられ、「きんかく!こたえろ!」といって挑まれ、自身が答えられず、ひょうたんに吸い込まれてしまいます。そして、ぎんかくにも「こたえろ!」と詰め寄り、ぎんかくも吸い込まれます。そのあとに、ごじょう、三蔵ともに捕まってしまいますが、そのあとも酒乱ぶりを発揮。
さんぞうが「わしらいつもこうなるな」と言うと、ごじょう「うっせーくそぼうず!」と言い放つ始末です。酒乱が激しすぎて、あきれてしまうほどです。
そのごじょうですが、最終章では、シベリアに移住して、老夫婦と暮らしています。第6章で、ごくうを救出してくれた老夫婦で、「ばんごはんまでには戻ってくるのよ」と心配してくれるお婆さん。ごじょうは第6章のときに、ここに飛ばされて、雪だるまになってしまっていましたが、ごくうの一撃で動けるようになり、ごくうのあとをつけて、老夫婦の家に戻ったときに、悟浄が正体を現すのです。
ごじょう、6章では、くもじじいのためのブレスレットを見つけてあげたり、くもじじいのぼるこふのにおいも見つけて、たどり着いたり。最初、くもじじいは、そんながらくたなどいらないといったものの、それをぼるこふに見せて「これであそべ」というと、たくさんなめまわし、そこには「かちゅーしゃ」の名前が。
それを知ったくもじじいは、思い出のブレスレットが見つかったことが、とても嬉しくなり、心を開いたのです。くもじいによると、誰もがうらやむ、仲良しのコンビであったが、牛魔王が2年前にシベリアを襲い、ことばたくみに連れ去ってしまったとのこと。
ブレスレットが見つかったことで、「きみたちにお礼がしたい!」といって、きんとうんをくれたり、悟空にひかりのこづちを返してくれます。それに、「ひかりのこづちは邪悪なものを清める、神聖なものだ、心して使うのだ」と教えてくれます。きんとうんが手に入って、ハワイに行けるようになり、よかったものの、悟浄は、老夫婦のことが気になった様子。
そのこともあってか、最後は老夫婦と仲良くしています。「肩をもむのが終わったら、コーヒーを入れますだ」といって、親切にしてくれます。くもじじいも、おそらくごじょうと仲良くできているかも。ブレスレットを見つけてくれたのもあるため。
シベリアで老夫婦と暮らす様子は、ごじょうらしくて良いかもしれません。
それでは、また。