おはようございます。こおろぎです。
身延線には、以前まで115系が走っていました。この115系は、パンタの部分にちょっとしたからくりがなされています。身延線はトンネルが小さいので、屋根の部分を2センチ切り下げ、パンタも低トンネルを通れる仕様としています。
もしもほかの電車が通ると、パンタをいためてしまうことがあるため。基本的に身延線を通れる電車は低屋根使用となっています。そのため、115系においては、身延線を走る2000番台は、中間の2号車は、屋根を若干切り下げて、パンタも低トンネル対応にしたPS24型を装備します。
パンタと、屋根部分の切り下げが身延線の走行にとても役に立っています。身延線の走行においては、2007年まで元気に活躍してくれました。その後は、313系に取り替えられて、現在は313系が活躍してくれています。
313系においては、屋根の高さが、115系の低屋根のパンタと同じ位置にそろえられており、車体全体が低屋根となっているようなもの。そのため、身延線もすいすいと通れるようになっています。しかも、シングルアーム式のパンタになっているので、電車が走行しやすくなっています。
313系は、身延線を通れるように最初からトンネルも対策がなされていましたが、特急として走る373系においても、パンタ以外の屋根の高さがすべて低屋根仕様という、不思議な車体。この仕様は身延線を走る電車にすべて採用されました。パンタにおいても、シングルアームですが、身延線のように小さいトンネルがあっても平気で走れるようになっています。
身延線では、トンネルが小さいので、電車の走行にはかなり工夫がなされています。
それでは、また。