こんにちは、こおろぎです。
かつて、東海道線には、113系が走っていました。その113系は普段は3両、4両といったものが静岡地区を走っていましたが、6両編成が乗り入れたこともありました。その6両編成は、大垣電車区の所属で、初期のものから、2000番台などが混在しています。
初期のものなら、グロベンで丸窓、大きなライトをしているのですが、冷房においては、AU75を取り付け改造したものや、分散式の冷房を装備して、5000番台や6000番台がついたものも。
なお、2000番台であれば、最初から冷房もついているほか、室内がリニューアルされたものもあるので、観察が面白くなりそうです。113系といえば、静岡地区ではおもに「静シス」表示がメインですが、たまに大垣の車両も乗り入れ「海カキ」表示が目を引きました。
大垣に在籍の113系は、初期のものも多く在籍したため、冷房改造された車両もかなり多めです。AU75冷房改造されていて、車内にあった扇風機が撤去されてしまったものも。なお、分散式の冷房改造を受けたものは、扇風機は残されています。
なお、113系の2000番台においては、1994年から延命工事が行われて、側扉のガラス支持方法の黒ゴム化がされたり、化粧板が211系と同様の白系に交換されたり、客室内貫通引き戸が311系と同様の窓面積が大きなものに交換されたり、さらに床敷物の交換(ベージュ)座席モケット、座布団の交換(色は紺色のまま)などなど…変化が起きました。
113系の初期車においても、同じように延命工事を受けたものがあり、化粧板が211系と同じ白系になったものや、茶色の壁になった車両も。なお、緑色のままの壁の車両においては、AU75の冷房改造を受けたものは、扇風機のスイッチ部分にカバーがされています。
これらの113系は、1999年に313系が走り始めて、大部分は廃車されてしまい、姿を消していきました。ほとんどは浜松工場に回送されて解体されてしまうというもの。以前は、浜松工場にモハ111、モハ110も保管されていましたが、いまは解体されてありません。
いまでは東海道線の主力は313系となっていますが、大垣では315系が導入されています。静岡においても、315系が導入されていくことでしょう。
それでは、また。