おはようございます。こおろぎです。
ドラゴンクエスト7という作品があり、それにはダイアラックの街があります。主人公たちが街を訪れると、その様子にびっくりしてしまうことでしょう。人々は石化してしまっていて、その石像は朽ち果ててしまっているというもの。その中に、無事の老人、クレマンがいたものの、「天使の涙」がないと、元の人間に戻すことができないとのことです。
天使の涙は、石化した人間をもとに戻す効力がありますが、すでにほとんどの石像は長い年月を経て朽ち果ててしまい、もはや元に戻すことができません。くだけちってしまうのを待つしかなくなってしまいます。主人公やマリベルが、天使の涙を使ったことで、地下にいた男の子が、もとの姿に戻ることができましたが、その男の子は石化を理解できないまま。
それに、石像はわずかな光を放っていて、話しかけようとすると、彼らの記憶を見ることができるのですが、そのなかの、おじさんの石像はくだけちってしまいます。よほど風化が進んでしまったのか…石造のなかには、おばあさんの石像があり、大きな石の柱に祈る様子が見られます。雨不足であったため、よく石柱に祈っては、雨が降ることをお願いしたのだそうな。
石化の原因となったのは、あめふらしという敵が、灰色の雨を降らせてしまい、雨に喜んだ人々が外に出て、その雨に濡れてしまい、石化してしまったというもの。あめふらし、ひきょうな性格で、のちにグリンフレークにて主人公との戦闘になり、フルボッコにされて、あめふらしは葬り去られましたとさ。
灰色の雨による、住民が石化してしまったことを後世に伝えるべく、クレマン、村にいた少年、ヨゼフの二人は、村を離れて旅に出たそうな。天使の涙を使っても、ほとんどの石像は朽ち果ててしまったというのもあってか、イベントをクリアしても、石像を元に戻すことができず、街は朽ち果ててしまったそうな…
そして、主人公のいる現代の世界に、ダイアラックのあったところに行くと、そこには何もなく、大きな石の柱だけが残っています。街はすっかり朽ち果てて消滅してしまったのか、石像も何も残っていません。その現代のダイアラックのあったところには、のちに移民の街が作られることとなり、人々が住むようになります。
ダイアラックのあったところに、新たな街ができるのは、いいことかもしれません。当時いた人々は戻ってきませんが…なお、ダイアラックには過去にも現代にも、大きな石の柱があり、ずっと見守ってくれている雰囲気です。街が朽ち果ててしまったあとも、石の柱だけは朽ち果てずに、ずっとしずかに佇んでいるのだから…
ダイアラック、人々が石化してしまったために廃墟となって、最終的に街がなくなってしまったものの、現代に移民の街ができ、最終的に、神さまも住んでくれるというので、ある意味、ありがたい街になったのではないかと感じる場所です。移民の街は、移住した人によって、街並みが変化するので、面白そうです。
過去に存在した、ダイアラックの人々が、転生できることを願うばかり…そして、移民の街の人がすてきに暮らせることを願うばかり。それでは、また。