おはようございます。こおろぎです。
水生昆虫には、タガメという昆虫がいます。このタガメは、すごいどう猛で、金魚やフナなどを捕まえて、大きなカマのような手で魚をつかみ、注射針のようにとがった口を魚の体に差し込んで体液を吸い取ってしまいます。体液を吸い取るとき、口から消化液を出して、その消化液は相手の肉を溶かしてしまう作用があります。しかも、体液は相手をしびれさせてしまう作用もあり、タガメにつかまってしまうと、ひとたまりもありません。
金魚や、トノサマガエルなどがタガメに刺されてしまうと、最終的には骨と皮しか残りません。消化液は内臓なども溶かしてしまうのです。血液のほか、筋肉や内臓などを液状化して、それをタガメが吸い取ってしまうというもの。
タガメは、金魚やカエルだけでなく、マムシやザリガニなどを捕まえてしまうことも。マムシも食べてしまうことには驚き。マムシは体がうろこにおおわれていても、皮膚にはやわらかい部分もあるため、そこをやられてしまうと一気に吸い取らてしまい、神経もやられてしまうので、ジ・エンド。
タガメはとにかくどう猛で、消化液も強力なため、人間が刺されてると、えらいことになってしまうでしょう。人間でも刺されると、指が壊死を起こしてしまったことがあるのだとか。すべての昆虫の中でも、おそらく危険かもしれません。
タガメは、かつては飼育することができたものの、いまは飼育が難しくなっています。以前はお店で買うことができましたが、そのタガメの販売は原則として禁止されているため。野生のも数が少なく、なかなか飼育は難しいです。
いつの日かまた、飼育してみたいところ。
それでは、また。