セミの幼虫を食べるという罰当たりな行為は、私にはとてもできない。

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おはようございます。こおろぎです。

最近、東京都にある公園で「セミの幼虫の採取禁止」という立て札がされるようになりました。なんと、セミの幼虫を食べるために捕まえているとのこと。私には、セミの幼虫を食べるということは、絶対にできません

セミの幼虫を食べるというのは、昆虫が好きな私にすると、罰当たりに感じるからです。なぜ、セミの幼虫を食べることが、私にはできないかというと、セミ、卵から成虫になるまでに、長い時間がかかることをご存じでしょうか。たとえば、アブラゼミがいます。このアブラゼミですが、卵から成虫になるまでに、6年はかかります。

卵から幼虫になるまでに1年かかり、幼虫は土の中で5年間をすごし、そして夏になると、地上に上がって羽化をします。6年もかかって、ようやく成虫になるわけであり、それが地上に出て、羽化をする。せみが羽を伸ばしていく様子は、見事なものです。せみの幼虫を捕まえて、わざわざ食べるということ、素直に考えれば、私には無理です。

たとえば、プラモをつくるのに1年とか6年かかったとします。それを壊されたら、どういう気持ちになりますか? さらに、鉄道のジオラマの模型、長い年月をかけて作ったとしましょう。それを他人に壊されたら、どんな気持ちになりますか? すごくイヤな気持ちになるでしょう。セミの幼虫を食べるというのは、私にはできません。

それに、セミの幼虫は長い年月をかけて、地上に出て羽化をして、成虫になります。しかし、アリとか、とかげなどの天敵に襲われてしまう危険もあります。それを無事に乗り切り、木の高いところまで登って、足をしっかり固定して、羽化をしていきます。

それに、セミというのは、アブラゼミとか、クマゼミなど、長い年月をかけて成虫になるわけで、私自身においては、小学生のときのこと、たまたま、近くの林で、セミの幼虫が木を登っているのを見て、羽化を見てみたいという気持ちになって、それを持ち帰り、網戸につけて、羽化を観察したことがあるくらいです。

網戸で、セミが羽化する様子を見て、ひすい色の体や、羽をしているというのは、とても美しくて、見とれた思い出があります。それに、羽化は観察していて楽しいので、毎年夏になると、クマゼミとかアブラゼミの幼虫を見つけて、それを捕まえて、持ち帰って、羽化を観察したことがあります。食用にはしません。食べません。

そして、羽化が無事に成功して、朝になって、からだが固まったら、セミを逃がしてあげています。セミにだって寿命があるし、夏にしか生きられない。セミがどういう暮らしをしているのか、セミの本をしっかり読んでほしいと思います。セミの一生がどういうものか、よくわかるはずです。

セミは、夏にしか生きられません。幼虫を捕まえて、食用にするなんて、罰当たりなことは、できません。

それでは、また。

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