スーパーあずさのE351系、全車両が取り壊されて、1両も保管されていません。

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おはようございます。こおろぎです。

かつて、中央本線にあったスーパーあずさのE351系は、中央本線を走り、新宿~松本間で、その顔を見せてくれました。先行試作車と、量産車では、微妙に顔の形が違っていて、先行試作車は細長い感じの顔になっていて、量産車は丸い感じの車体をしています。

そのスーパーあずさのE351系は、1993年から1996年にかけて作られましたが、走行距離が多いために老朽化も早かったらしく、さらに、振り子式という特殊な構造の影響もあってか、メンテはかなりの費用もかかるらしく、2018年に引退したのち、廃車となったあとに、長野工場に回送されて、すべての車両が重機によってバリバリに取り壊されて、姿を消しました。

スーパーあずさの車体は、グッドデザイン賞もいただいているほど、すぐれているはずですが、その後、JR東日本の社内でも失敗作だったといわれてしまうほど、黒歴史が残ってしまったようです。解体の際、エアコンを外したうえで、屋根から重機のハサミが突き刺さり、そしてまどにもツメが入って、あっという間に取り壊されてしまいました。

なお、車体の窓側がはずされると、室内の座席も重機によってブチブチとはずされていき、運転台においては、運転台の窓にハサミがささり、ガラスが粉砕され、屋根をえぐられ、重機のはさみは運転台機器類も破壊してしまいます。それらの映像を見た方からは、かなりすとれすを感じてしまった方もいるのだそう。

E351系は、長野に回送され、1両も保存されることなく、すべての車両、60両が取り壊されてスクラップになり、1両も残っていません。方向幕などは、鉄道ファンにも発売がされたようですが、いまとなっては、351系は過去の遺産となってしまったかもしれません。

E351系が姿を消した現在、中央本線では、E353系が走行をしており、「あずさ」「かいじ」として活躍してくれています。なお、スーパーあずさは、E351系が廃車・解体になったことで廃止されたのか、現在は通常の「あずさ」は残っています。なお、「あずさ」「かいじ」で活躍したE257系は、「踊り子」に転用されたものの、東京~伊豆急下田・修善寺で活躍を続けています。

E257系は、2両の付属編成が5本あったものの、余剰となったのか、改造・転用はされることなく、2021年までに、ぜんぶ取り壊されてしまいました。転用先は無いとはいえ、20年に満たないうちの解体は、当時、将来を見据えて作っていなかったのではないかと感じてしまいます。粗末にすべきではないかと…

E351系が、全車両解体されてしまったことによって、ほかの車両においても、その影響があってか、251系と、215系は、廃車になったのち、すべての車両が解体されてしまい、1両も保存されておらず、現存しません。なお、最近廃車になった、カシオペアに使用されたE26系客車も、1両だけをのぞいて、ぜんぶ解体されてしまいました。

カシオペアの客車は、豪華仕様となっており、この解体のために、多くの廃材が生じてしまいました。中には、状態の良い備品もあったと思うので「すべて解体して、廃棄してよかったのか?」と疑いたくなってしまいます。「解体すれば車両配置スペースも空くだろう。しかし、すべて解体すればいいというわけではない。ちょっとした備品はとっておくという心の余裕も必要ではないのか?」と感じます。

最近では、博多総合車両所にあった、100系の保存車両も解体されてしまいました。2階建て食堂車と、2階建てグリーン車で、グランドひかりに連結されていましたが、価値が無いと判断されたのか、最近、重機で解体されてしまいました。新幹線にとって、初の試みである2階建て車両は眺めも良かったほか、2階建てというのはバブル期のにぎやかなころを思わせてくれる車両であり、食堂車は、西日本仕様の豪華なつくりであったものの、重機のツメは容赦なく、100系の2階建て車両を解体。姿を消してしまいました。人々の価値観が変わってしまっているように感じますが、彼らには、昔の電車の写真を見てもらったほうがいいのかもしれません。

それでは、また。

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