スーパーあずさに使用されたE351系、すべて解体する必要があったのだろうか…?

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おはようございます。こおろぎです。

かつて、スーパーあずさに使用されたE351系がありました。4両編成、8両編成があって、中央本線では、4両と8両を連結して12両編成で走りました。全部で5本、合計60両が作られましたが、2018年に引退すると、この60両がすべて解体されてしまったのです。

振り子式というのを採用していることもあってか、製造時はかなりの費用がかかってしまったのだそう。カーブを走るときも、安定した感じで走れるように、車体に工夫がされていました。振り子なら、揺れを軽減できたり、車体もまっすぐにできたりと、いろいろ機能を持たせていました。

スーパーあずさは、新宿と松本の間をとにかく走り、走行距離も多かったこともあってか、老朽化も進んでしまったらしく、2018年にE353系にバトンタッチすることとなりました。廃車になったE351系は、長野工場に回送され、順次解体がされていき、最終的に60両すべてが取り壊されてなくなりました。

351系は、短編成化されることもなく、性能が特殊ということもあってか、仮に保管したとしても、維持費がかかると想定されたのか、すべて解体されて、いまは1両も残っていません。そして、351系の去りし後、353系が活躍をしていますが、351系の特徴を残しつつ、活躍を続けてくれています。

353系には、1両残らずスクラップされてしまった351系の分まで、しっかり活躍してほしいものです。351系は、たしかに特殊構造のため、全車解体はやむを得ない部分もあったかもしれませんが、しかし、本当にすべて解体すべきであったのか…?と思ってしまいます。カットボディにすることもできたかもしれないため。

それでは、また。

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