クマゼミにはいろんな不思議が見られます。

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こんにちは、こおろぎです。

この季節になると、セミの声がにぎやかになってきていますが、特にクマゼミは朝に元気に歌うほどのにぎやかさです。蝉というのは寿命が限られていて、1週間から2週間くらいとされていますが、実は野外にいるものはそれ以上に長生きしてくれることも。

野外であれば自由に暮らすことができ、常に樹液も吸えるので、セミには快適。1か月生きた記録があるのだそう。しかし、飼育しているとすぐ死んでしまう場合も。なぜなら、セミはえさを食べるとき、野外なら木にとまって、とがった口を木にさして樹液を吸い取るため。

そのため飼育していると木がないので、セミは少しずつ体力を使ってしまうわけです。飼育するならば、りんごを置いてみるのも一つの手。それに、クマゼミなどのセミは飛んでいることが多くて、樹液を吸っていても、しばらくすると飛び立ってしまうのです。

それに、セミは長生きをするために、つねに樹液を吸う必要があります。飼育して長生きをさせるのは実はけっこう難しいかも…ちなみに、クマゼミは日本では7月から9月にかけてみることができ、7月下旬はとてもにぎやかな声を奏でるものの、8月の中盤になると、おすが寿命を迎えていき、徐々に鳴き声は小康状態に。9月になると、とても少なくなっていき、お彼岸のころには聞こえなくなってしまうでしょう。

そのクマゼミは羽化をするとき、木にとまって、足をしっかりと固定したのち、ゆっくりと羽化をします。背中が縦にさけて、白い成虫が現れ、最初はゆっくりと脱いでいき、腹の先だけでぶらさがり、やがて起き上がって殻から脱出。ゆっくりと羽を伸ばします。

クマゼミ、羽化した時は背中や羽が青緑色をしていて、とても美しいのが魅力。体が固まると、その青緑は消えてしまい、体全体が黒くなるので、しっかりと写真に記録しておきたいところ。羽化というのはなかなか見られません。

クマゼミの羽化を見たら、それはとても貴重な光景となるでしょう。

それでは、また。

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