おはようございます。こおろぎです。
かつて、東海道線に寝台特急が走っていました。「さくら」「みずほ」「富士」「はやぶさ」「あさかぜ」などがあって、東京~九州を走りました。寝台特急は、14系客車や、24系客車が使用されまして、そのなかに「オハネ15-1246」がありました。
オハネ15 1246は、もとは24系のオハネ25 246で、「富士」「はやぶさ」に連結されて活躍しました。オハネ25 246は、東京~九州で走ってくれましたが、1997年に、「さくら」に連結されるようになりました。14系にあった客車のオハネ14が老朽化のために廃車されることとなり、オハネ15に差し替えられ、そのなかには24系のオハネ25 100番台も組み込まれています。
オハネ25 100番台を組み込むにあたり、そのなかの1つ、オハネ25 246は、小倉工場で改造がされまして、引き通し回路の変更や、分電盤なども回収がされて、オハネ15 1246になりました。このオハネ15 1246は車体修繕改修工事も行われて、デッキの扉が銀色から青色に変わり、ベッドの記事はヒョウ柄に、カーテンは緑色に、そして、化粧板が木目調のものに取り替え。洗面台は三面鏡がついたものになり、豪華な雰囲気になりました。
国鉄時代は車内も落ち着いたムードであったものが、1997年に小倉工場で改造を受けて、自然のなかにいるような、ナチュラルな雰囲気の室内に変わりました。おもに「さくら」にて活躍を続けてくれまして、1999年からは「富士」でも運用につきました。もとは24系で走ったので、富士においては復帰を果たしたことになります。
その後、2005年に「さくら」が廃止されてしまいましたが、そのあとは「富士」「はやぶさ」の運用につき、2009年に廃止されるまで、ずっと活躍を続けてくれました、オハネ15 1246は、昭和55年に富士重工で製造され、2段式のB寝台車として活躍。数ある寝台車のなかではラストナンバーの車両です。
オハネ15 1246は、その後は廃車されてしまい、いまは残っていませんが、思い出の車両です。
それでは、また。