おはようございます。こおろぎです。
ときめきメモリアルというゲームを御存じでしょうか。1994年に、PCエンジンで登場して、恋愛シミュレーションゲームとして、楽しませてくれました。藤崎しおり、虹野さき、朝日奈ゆうこなど、いろんな女の子が出て、個性が豊かです。卒業式の日に、伝説の樹の下で、女の子から告白を受けることが、このゲームの目標。
ときめきメモリアルは、その後、プレイステーション、セガサターンと登場して、しかもなんとサターン版では、自分から告白ができるというのも魅力的です。そのため、エンディングの種類もいろいろあるわけですが、女の子の評価によって、告白時にどうなるか、4種類の台詞が登場します。
もしも、女の子の評価が最低の時に、告白をしようなんてものなら…容赦のない台詞を返されることとなるでしょう。藤崎しおり、「あなたと幼馴染というだけでもいやなのに!それじゃさよなら」と言って、とどめさされてしまいます。きさらぎ「いやです。用はそれだけですか?」「それでは、失礼します」とあっさり。紐緒ゆいな「この私によくもそんなことが言えるわね。あなたごとき、モルモットにもならないわ。失礼」といって、突き放します。藤崎しおりを演じた金月さんは「かなりキツイ感じがするけど、あなたと幼馴染というだけもイヤなのに、結構好きな台詞になった」と話されているそうです。
いっぽう、ひもおを演じた中友子さんは「こんなキツイ断り方しなくてもいいんでない?」と思ったのだそう。さらに、片桐は「Noway!嫌よ。」と切り捨てて、虹野さきにおいては「あなたには悪いけど、そんな気持ち全然ないから。ごめんなさい。」と返されてしまいます。「あなたには悪いけど」「ごめんなさい」に、まだ優しさが残ってる感じも。
古式ゆかりとなると「それでは、お父様が待っていますので」と、しっかり聞き流してしまい、清川なら「そんな風に思われるだけでも迷惑だ」と返され、鏡なら「あなた、何様のつもり?鏡を見て出直すことね」と。鏡、しゃれをきかせて返すとはびっくり。朝日奈ゆうこ「超むかつく!」美樹原「…困ります」優美「いや!お兄ちゃんにも会いに来ないでくださいね!」と返されてしまいます。
この強烈な女の子のとどめによるエンディングは最後、主人公は白っぽい姿でエンディングを迎えることとなってしまいます。「真っ白に燃え尽きたぜ…」と言うところが、まるであしたのジョーを思わせるような。
ときメモにおいては、女の子がたくさん出ると、デートで困ることとなるでしょう。主人公が女の子を放っておくと、傷心度が上がってしまい、それが一定値に達すると、「女の子の間で変な噂が流れている」と出て、そして爆弾が点灯してしまうのです。この爆弾が出てくると、あぶないということを表します。そして、下校時にあっても無言で立ち去ってしまうイベントが発生。傷心度が高いことを表します。
そして、傷心度がさらに高まると、爆弾は爆発して、その女の子はもちろん、すべての女の子の評価が下がってしまうこととなります。爆弾の爆発は最終的に、すべての女の子の評価が、「赤い怒りのマーク」に変わってしまうという、すさまじい光景となるでしょう。いわゆる赤信号みたいな雰囲気です。
これで、女の子に告白しようとすると、一撃で撃沈させられてしまうでしょう。とにかく強烈です。サターン版での告白は、ある意味勇気のいる行動ともいえるかも。
ときメモは、2024年に30周年を迎えて、記念のライブも行われてにぎやかになりました。声優の中には、旧ツイッターをされている方が何人かおり、少なくとも6人はいるかも。清川を演じた笹木綾子さんは、その勢いで旧ツイッターを開始しましたが、バンバン投稿する積極的な方で、見事なものです。笹木さん、盛り上げてくれることでしょう。
ときメモは、これからも進化するかもしれません。
それでは、また。