お座敷列車みやびは、登場から1年もたたないうちに廃車されてしまった、幻の客車であった。

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こんにちは、こおろぎです。

かつては、お座敷列車の「みやび」という客車がありました。14系の座席車を改造してつくられ、豪華な車内となったのですが、余部鉄橋の転落事故が原因で、みやびは大破してしまい、7両すべてが廃車されてしまいました。車体はばらされて、鷹取工場に送られて検査され、その後捜査が終了すると、廃車が完了。

このみやびは、もとは、14系の座席車で、鷹取工場で改造を行い、とても豪華な車内になりました。1、3、6号車は、格子天井となっていて、ふすまは朱色となっていてあざやかな雰囲気です。座椅子やテレビ、カラオケもあるほか、2、5、7号車においては、船底天井となっていて、うぐいす色の壁が和風の趣をしているのも特徴。ふすまはからし色となっていて、見事です。

中間の4号車は、イベントカーになっていて、室内においては、2、5、7号車を基本としているものの、日本庭園があり、白砂、庭石、青竹、玉砂利、竹垣があり、雪見灯篭が良い雰囲気です。居酒屋風の売店もあり、日本瓦もあるほか、地面にはタイル、売店は赤い壁、丸い飾り窓もあるなど、豪華です。さらに、緋もうせんのかかった机があるほか、ヒノキ造りの舞台もあるなど、和風な室内に仕上げられています。

とても豪華な客車ではありますが、余部鉄橋の事故で、1年たたずして廃車となってしまったのです。そこで、JRになってからは、「あすか」が鷹取工場で作られ、みやびの代替として誕生しました。あすかは、豪華な和風客車で、1996年にリニューアル工事を受けたのち、2018年に廃車されてしまうまで、元気に活躍。

みやび、あすかともどもなくなってしまったものの、その後はトワイライトエクスプレス瑞風が登場。新しい車両が風を起こしてくれるでしょう。

それでは、また。

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