おはようございます。こおろぎです。
暦の上では、秋に入りまして、秋の虫が鳴き始めています。そのなかに、えんまこおろぎというのがいますが、鳴き声がとてもきれいです。えんまこおろぎは、体が最も大きいこおろぎで、体調は3センチほど。8月から11月にかけて登場。
えんまこおろぎは、おもにえさとして、植物やほかの虫を食べますが、いわゆる雑食性です。それに、えんまこおろぎを飼育していて、ほかの虫としてバッタを入れておくと、こおろぎがバッタにかみついて食べてしまうでしょう。
特におんぶばったにおいては、体の大きさがそれほど変わらないため、えんまこおろぎが食いついてくると、バリバリと食べてしまうでしょう。あごの力が強いので、ばったはあっという間に食べられてしまいます。こおろぎは、死にかけている昆虫を見かけると、ぼりぼりと食べてしまうのです。
それに、レタスとかキャベツといった葉っぱの野菜も好物としており、これらはあっという間に食べつくしてしまうほど。水分が豊富なので、これらはパワーをつけることができるでしょう。
なお、えんまこおろぎは、地中に卵を産みつけられ、その卵がそのまま冬を越して、春になると幼虫が生まれます。最初は前幼虫という体形で、体に傷がつかないように、膜で覆われています。そして、地上に出ると、その膜を脱いで、幼虫となるわけです。
えんまこおろぎは、成虫になるまでに7回の脱皮をしますが、1回脱皮するごとに、一気に成長するのは不思議なもの。最後に脱皮をするころには、羽もあって、成虫の準備ができています。そして、最後の羽化をしたあとには、ゆっくりと美しい姿に変化します。
これからちょっとずつセミの声が減っていきますが、コオロギはちょっとずつ羽化していくことでしょう。そして、えんまこおろぎは秋を楽しませてくれると願っています。
それでは、また。