こんにちは、こおろぎです。
みんなのうたでは以前、「空飛ぶ林檎」が放送されました。うたは財津和夫さん、作詞が松本隆さん、作曲は財津和夫さん、編曲に宮川晶さんがされています。財津さんというと、「切手のないおくりもの」が有名ですが、空飛ぶ林檎をうたっていることに、おどろきました。当時はりんごが空をとぶ様子に、ポカーンと見とれてしまったため、歌手が誰かわからず、誰のうただろうと感じていました。財津和夫さん、歌手としてのほか、いろんなうたの作曲もされています。
うたの冒頭では、海に面した砂浜に時計がおいてあります。そしてうたが始まり「木漏れ日のおかにすわって ぼくたちはしあわせだった バスケットから 赤い林檎が 空にゆらりととびたつまでは…」と歌い出し、男性と女性がいすに座っています。後ろを見ると、なにやら赤いものがふくれて、ボンとはじけました。そして、場面が変わり「網掛けのれんげの花を 投げ出して君は追うのさ…」となり、女の子はりんごを追いかけ始めます。小川の上をりんごが舞う様子、なんとも不思議なものです。
そのあと空を舞うりんごが登場して「空飛ぶ魔法の林檎…」と歌詞になり、りんごはひたすらどこかにとんでいきます。花をかきわけて追いかけるのも大変な感じがします。間奏になると、シャチハタの林檎のスタンプがたくさん押され、りんごのかたちをしています。りんごは一瞬、海の上をとんでいます。
2番になると「白ヒゲの物理学者は 望遠鏡手に目をまわし…」と出て、緑の背景に大勢の白いひげの博士が出てきます。30人はいるのでしょうか、3列になって10人くらい並んでいます。やがて目を廻してしまったのか、一気にみんな後ろに倒れてしまいました。それにしても、学者さんの顔がみんな同じような顔に作られていて、見事です。
「教会の塔 宙がえりする りんごに神父 十字をきるよ」と出て、教会の塔は回転を始めてしまいます。りんごが空をとぶ様子に、教会の塔も回転するのは不思議です。「きみはもうぼくのことなど さっぱりとわすれてるのさ」と、男の子と女の子が離れてしまいました。二人に何がおきてしまったのでしょう。そのあと「おとなが100人 こどもが1000人 林檎をおって 夢のパレード」と歌詞が出て、大人や子供の顔が書かれているさいころが出てきます。たくさんの顔が書かれていて、ほとんど同じように書いてある様子は見事だなあと感じます。
そして「空飛ぶ魔法の林檎 きみの心をぬすんで フワリ フワリ フワフワリ フワリ フワリ フワフワフワ 風にのる」と出てきます。林のなかをとぶりんごの近くには、レインボー色に飾られているかさが7本空中に浮いています。不思議です。そして同じように「空飛ぶ魔法の林檎…」と出て、りんごは青空のなかをとんで、そこに男の子3人が立っているところを横切り、最後に海辺にある緑の台に乗っかり、りんごは金色に変化してしまいました。なんとも不思議なりんごです。
空飛ぶりんごは、実写映像でりんごがとぶ様子が不思議なうたで、歌手も財津和夫さんという、すごいうたです。子供のとき見たうたで、かなりインパクトを与えてくれました。おもしろいうたです。
それでは、また。